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ROEの弱点(続き)

こういったケースもあるのでROEだけに注目するのはちょっとリスクのある株式投資になってしまう嫌いがある。こういったケースは、増資したばかりの会社などにもよく見受けられるのでROEだけではなく総合的に判断すべきであろう。
他にもROEがあまりに高いのは借入金が多いせいという可能性もある。これはどういったことかというと、企業の借入金が多いと、総資産に占める株主資本は小さくなるのだ。その結果ROE自体が高くなってしまうということである。
そういったことからも株式投資をする上ではROEだけで判断することなく総合的な指標のうちのひとつとしてROEを活用すべきである。
ちなみに企業にとってはROEは収益力を示す数値であると同時に、企業の実績を示していることからも財務内容が良くなると、その数値はROEに反映される。そういったこともあり、ROEの向上を目標の1つに掲げる企業も多く見かけるようになってきた。
実際、株主重視の経営が徹底している欧米では、ROEをいかに高めるかが経営陣の課題となっているともいわれている。


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